口腔機能低下症ご存知ですか?
皆さん、こんにちは!
青森県 八戸市 八戸総合歯科・矯正歯科 歯科衛生士の若浜と金澤です。
本日は、最近注目されている『口腔機能低下症』についてお話していきます。
「最近、食べこぼしが増えた」
「お茶や汁物でむせることがある」
「硬いものを食べるのが少し大変になった」
このような変化はありませんか?
実はこれらは、口腔機能低下症と呼ばれる状態のサインかもしれません。
口腔機能低下症とは、虫歯や歯周病といった病気ではなく、
・噛む力
・舌や唇の動き
・飲み込む力
・お口のうるおい
など、お口全体の働きが少しずつ弱くなっている状態のことをいいます。
目に見えにくく、痛みもないため気づかないまま進んでしまうことが多いのが特徴です。
この口腔機能の低下は、50歳以上の方に多く見られることが分かっています。
年齢とともに筋肉が衰えるのと同じように、
お口の周りの筋肉や舌の力も少しずつ低下していきます。
しかし近年では、やわらかい食事が中心の生活や、
会話や発声の機会が減っていることなどが影響し、
若い世代の方にも口腔機能の低下が増えてきていることがわかってきました。
口腔機能の低下はお口の中だけの問題ではなく、全身の健康とも深く関係しています。
しっかり噛めなくなることで食事内容が偏り、必要な栄養が十分にとれなくなると、筋力や体力の低下につながります。
さらに、噛む刺激や会話の機会が減ることで、認知機能の低下や意欲の低下を招く可能性があることも分かってきています。
お口は「体の入り口」とも言われており、口腔機能を守ることは、健康的な生活を続けるための大切な土台となります。
こうした背景から、厚生労働省も、口腔機能低下症の検査と早めの対応を大切にすることを推奨しています。
「症状がはっきり出てから」ではなく、
「少し気になり始めた段階で確認する」ことが重要とされています。
日常生活の中でも、口腔機能を保つためにできることがあります。
・一口ずつよく噛んで食べることを意識する
・はっきりと声を出して会話を楽しむ
・舌や唇をしっかり動かすために新聞を声を出しながら読む
・カラオケにいく
・あいうべ体操をする
など、ちょっとした心がけが大切です。
定期的な歯科検診は、虫歯や歯周病の予防だけでなく、「噛む・飲み込む・話す」といったお口の機能を守るためにも重要です。
これからの生活をより安心して、より快適に過ごすために、ぜひ口腔機能にも目を向けてみてください。
当院で行っている口腔機能低下症の検査では、
・口の清潔さ
・乾き具合
・噛む力
・舌や唇の動かしやすさ
・舌の力
・飲み込みの状態
などを、いくつかの簡単な検査で総合的に確認します。
検査は短時間で行うことができ、強い痛みを伴うものではありません。
検査によって現在のお口の状態が分かることで、
今後どのようなケアやトレーニングが必要なのかを
分かりやすくお伝えすることができます。
口腔機能低下症は、早めに気づき、正しく対応することで、
進行を防いだり、改善を目指すことができます。
当院では口腔機能低下症と診断された方も、結果が特に問題ない方も検査を継続することをオススメしております。
検査の間隔が空いてしまうほど、進行してしまった低下を取り戻すのが難しくなってしまうため、3ヶ月に1度ほど口腔機能検査を継続し、状態をチェックさせていただきます。
「年齢のせいだから仕方ない」と思わず、
これからもおいしく食べ、楽しく話し、
自分らしい生活を続けるために、
50歳以上の方はもちろん、若い方でも気になる症状がある方は、
口腔機能低下症の検査をぜひお気軽に受けてみませんか?
気になることがありましたら、どうぞお気軽にスタッフまでお声がけください。
