矯正っていつから???
皆さんこんにちは。
青森県 八戸市 八戸総合歯科・矯正歯科 歯科衛生士の山崎莉奈と事務長の土川憲亮です。
今回は小児矯正と反対咬合のお話をします。
お子さんのいるお母さん、お父さん、子供の矯正っていつ始めるのがベストか知っていますか?
お子さんのお口の中をクリーニングしていてとてもよく聞かれる質問
『矯正っていつから???』
今日はその疑問にお答えします!
ズバリ矯正が必要になったら、5〜7歳の間に矯正をスタートするのがベストです!
なぜならそれが、顎の発育・成長のピークの時期だからです。
歯並びが悪い、と言っても歯並びが悪い(不正咬合)にはいろんな種類があります。
最近の子は顎が小さく、歯が大きくて、歯が並びきらない(叢生)の子が多いです。
大人になったら歯を抜いてワイヤーやマウスピースで歯を並べることが多いのですが
子供の場合は、歯を抜かず、顎の成長を促進させることで歯並びを改善していきます
しかし、5歳や6歳だとまだ生え変わってないのに、本当に矯正が必要なの??早すぎない?と感じる親御さんも多いかと思います。
心配な場合は、小児担当Drへ相談ください。
その子の成長具合によっては少し様子を見る場合や、逆に8歳でも体の成長がゆっくりな子はまだ間に合うかもしれません。
そして不正咬合の中でも、反対咬合の場合は早めに矯正を始めるのがおすすめです。
私は現在歯科矯正治療をしています。
私は、子供の頃から反対咬合がありました。ですが、そこまで見た目が気にならなかったため大人になるまでそのままにしてきました。
しかし、反対咬合のリスクはたくさんあります。
歯科衛生士になって勉強したからこそ気づくことがたくさんありました。
反対咬合のリスク
・噛み合わせが悪くなり、肩こりや頭痛、胃腸障害など体に不具合が起こる
・噛み合わせが悪くなって噛むたびに余計な力が加わるため、顎に負担をかける
・咀嚼機能の低下
・見た目が悪く心理的ダメージがある
・口が閉じにくいので口の中が乾きやすい
・サ行の発音や英語の発音に発音障害が出る
・額関節に負担がかかる
診療している中でも、反対咬合の方は奥歯からどんどん歯が悪くなっていくのを目の当たりにして矯正治療をすることを決めました。
骨格的な問題なので、簡単な矯正治療では治りません。
2~3年ワイヤー矯正をし、その後全身麻酔で顎の骨を切る治療をすることになりました。
仕事も入院の間、1ヶ月くらいはお休みさせてもらう予定です。
でも!5~7歳の時に小児矯正治療をしてればここまでならなかったかもしれない、、と思うと患者さんには私と同じような大変な思いをして欲しくない!ととても思います。
現在の私のお口の中はこのような状態です。
矯正しているからこそ患者さんの気持ちがわかります。
お子さん、大人の方でも、もしかして反対咬合かも?と心配な方は担当の衛生士に相談してください。(大人の骨格的な反対咬合は当院では矯正治療をしていないため、紹介状をお出しします)