歯を守る!飲み物の飲み方
みなさんこんにちは。
青森県八戸市 八戸総合歯科・矯正歯科の歯科衛生士の坂本と高柳です。
暑い日やジメジメした日が続く季節になってきました。
喉が渇いたり、熱中症予防だったり
飲み物をよく飲むようになったのではないでしょうか?
今回は 飲み物とむしば についてお話しします。
ジュースで虫歯になりやすい場所
砂糖入りの飲み物を頻繁に飲むことで虫歯になりやすいのは
上の前歯 表側 です。
この場所は、唾液が流れにくく、砂糖が残りやすいため
虫歯になってしまいます。
歯が溶けやすい飲みもの、溶けにくい飲みもの
みなさんpH(ペーハー)という言葉を聞いたことはありますか?
pHとは、酸性、アルカリ性の度合いを数値で表したものです。
1←←←←←←←7.0→→→→→→→14
酸性 中性 アルカリ性
普段のお口の中はpH6.5〜7.0で中性です。
pH5.5を下回ると歯の表面が溶け始めます。
歯が溶けない飲み物:水
お茶
ブラックコーヒー
歯が溶けやすい飲み物:スポーツドリンク
乳酸菌飲料
炭酸ジュース
野菜ジュース
果汁100%ジュース
フレイバー付き炭酸水
果汁100%ジュースと野菜ジュースは安全?
果汁100%ジュースと野菜ジュースは虫歯にならないと思っていませんか?
果物由来、野菜由来の糖質(ショ糖)が含まれています。
その糖質を虫歯菌が栄養にして、虫歯を作ります。
(ショ糖は、砂糖と比べると虫歯を誘発する能力は低いです)
ダラダラと頻繁に飲むのを控えるのがおすすめです。
ノンシュガーや0カロリーのジュースは安全?
最近はノンシュガー シュガーレス 0カロリー などの飲み物が増えてきましたよね。
これらも実は歯を溶かすものが含まれていることがあります。
確かに、虫歯菌のエサになる 砂糖 は入っていません。
しかし クエン酸やリン酸などが含まれており、長期間飲み続けていると
酸蝕症になる可能性があります
酸蝕症とは
酸性度の高い飲み物や食べ物を長時間・過剰に摂取した場合に歯が溶けてしまう病気です。
先ほどphの話をしましたが、0カロリーのコーラはph3のため
砂糖が含まれていなくても歯が溶けてしまいます。
オススメの飲み方
いつでも飲む のにオススメなものは 水やお茶です。
もし、ジュースを飲む場合は
時間を決めて飲む(好きな時間にダラダラと飲まない)のがオススメです。
むしばの予防をしながら
健康に楽しく夏を乗り越えていきましょう!
ご相談がありましたら、気軽にスタッフにお声がけください。