最新C T画像診断でお子さんの気道を評価
みなさん、こんにちは!
青森県八戸市 八戸総合歯科矯正歯科 小児歯科 担当歯科 医師の成田くみ子です。
5月に当院に新型のCTが導入されました。今回はCTの機能の1つ「気道の評価のお子さんへの活用」についてご紹介します。
C Tとは、Computed Tomographyの略で、コンピュータを駆使してデータ処理と画像の再構成を行うことで、断層写真を得られる装置のことです。そして、歯科用CTとは歯科分野に特化したCT装置のことであり、コンビームという方式を用いているため「コンビームCT」とも呼ばれています。
歯科用CTでは、顎や歯の位置を立体的な画像で診断することができます。
当院で新しく導入したCTでは、気道領域を抽出してマーキングや3D表示を行うことで、気道領域を視覚化できるようになりました。
実は歯科において、かみ合わせと気道の関係性を確認することはとても大切なことです。
お口の機能の低下(口腔機能発達不全症)により口呼吸で気道が狭いお子さんが増えてしまっています。
口呼吸だと舌が本来の正しい位置よりも下に下がってしまいます。舌が下に下がっていると成長期のお子さんの上顎は前方向に十分に発育せず、前下方に成長します。それに伴い下顎は後退し、気道が狭くなります。
また気道が狭いと、睡眠時無呼吸症候群を引き起こしやすくなります。
睡眠の質が低下すると、落ち着きがなく、日中の集中力もお低くなると言われ、学習面や運動面に影響が出てしまうこともあります。 特に子どもの睡眠は成長や発達にもたらす影響が大きいため、見逃さないことが大切です。
顎の成長の途中にある6〜8歳くらいのお子さんに撮影し、気道の評価をすることで、今後の矯正治療の必要性や口呼吸の評価をより正確に行うことができるようになりました。矯正治療中のお子さんはもちろん、これから矯正が必要になるかの診断材料の1つとして活用していきたいと思います。
気道が狭くても自覚症状がないケースも多いので、疑いがあるお子さんはCTを撮影し気道の評価を客観的に行うことで治療が必要なケースを見逃すことが少なくなります。
小児矯正では、歯を並べるだけでなく顎の発育を促し、歯並びが悪くなった原因となる口呼吸を改善することで、狭い気道を正常に促すことができます。
お子さんの顎の成長や歯並び、口呼吸、寝ているときにいびきをかくなどが気になる方は、気道の評価をすることをお勧めしてます。