縁の下の力持ち=根っこの治療
【縁の下の力持ち=根っこの治療】
こんばんわ!
夜分遅くにすみません。
青森県八戸市の歯科医院、根城よしだ歯科の歯科医師、山田優貴です!!
本日は、
根っこの治療は、時間がかかるし、場合によっては回数もかかる、、、
だけど!!!!
縁の下の力持ちなんだよ。。。
※縁の下の力持ち=人目のつかないところで、他人のために努力をすること。また、そのような人。
というお話をしますww
そもそも、
なぜ
根っこの治療(以後 根管治療と表記)
が必要なのか。
それは、
虫歯が大きくなると、
歯の中の歯髄(歯の神経)
にまで達します。
すると、
歯髄に炎症が起こり、
ズキズキとした神経痛などの症状が発生します。
そんな時、どうやって症状を抑え、
大きくなった虫歯の歯を
抜歯せずに残すのか。
こんな時!!
歯の神経を取る処置(抜髄)が有効になります。
また、
神経をとったのに、
根っこの中になんらかの原因で
ばい菌が感染してしまい、
腫れと痛みが発生してしまった!!!
そんな時!
根っこの中をきれいにし、ばい菌を除去し、無菌化する処置(感染根管治療)が必要になります。
このように、
主に根管治療は二種類ありますが、
なぜ縁の下の力持ちと言えるのか。
その理由は3つあります。
①治療が地味。
例えば、補綴物(被せ物)をかぶせたり、そのために型取りをしたりする処置は、
物を噛めるようになる!欠けた歯が綺麗になる!
など、
見た目や機能に直結するため、
治療をしてもらった!!よかった!!!
という実感がわきます。
それに比べ、
根管治療はというと、
根っこの中を
コリコリコリコリ。。。カリカリカリカリ。。。
と、
とても地味な挙句、
っというか、今日の処置って何してたの?
え、また次回も同じことするの?
と、
なかなか患者さんに満足されにくい処置なのです。
②回数かかることもしばしば。
根管治療はなかなか1回で終えることが難しい処置です。
そのため、
なん度も繰り返されると
本当に必要な処置なの?
と患者さんは不安になってしまします。
③歯科医師の体力も消耗する。
実は、術者側も腕が、指がつりそうになりながら、必死に根っこの中を
コリコリ、カリカリ。。。
するのです。
このように、
なかなか患者さんに満足していただきにくい処置ではありますが、
じゃあ、なぜ大切で、「力持ち」なのか。
それは、
根の治療をすることで、歯を残すことができる。
言い換えると、
根の治療をしないと
歯を抜かなければならない!!!
ということになるからです。
当院では、
そんな
「縁の下の力持ち」
と言える根管治療に
とても力を入れて取り組んでおります。
主に
①無菌的環境下での処置の実施
・ラバーダム防湿(唾液による感染を防止する為の装置)
・確実に滅菌された器具の使用(ペーパーポイントなど)
②Ni-Tiファイルによるクラウンダウン方式(特別な根の治療のための機械を使用)
③効果的な根管内洗浄と貼薬
④垂直加圧による根管充填(洗浄した根管に隙間なく神経に代わるお薬を充填する方法)
⑤強拡大鏡、マイクロスコープの併用
⑥根管か、根先の診断を明確にする
③根管治療の定期的な勉強会の実地
などを行い、
歯を抜かずに
歯を残す精神を
高めております。
「縁の下の力持ち」
そんな、予防歯科に直結する「根管治療」に全力で取り組み
80歳でも
20本以上歯がある人で溢れる
歯科医院にすべく
日々研鑽してまいります!!!