粘膜・舌の清掃について
みなさんこんにちは、歯科衛生士の佐藤ともみ・若浜希春です。
日々の口腔ケアを適切に行うことが大切です。今回は口腔ケアだけではなく、粘膜ケア・舌の清掃についてお話しさせていただきます。粘膜ケアを行う目的は、次のとおりです。
1.汚れを除去し、感染を予防し全身の健康を守る
2.粘膜への刺激により唾液分泌を促し、口腔の感覚や機能低下を予防する
皆さんは、舌の上が白くなっていませんか?舌の白い汚れは、食べかすや細菌が舌に付着したもので舌苔といいます。口唇・頬の内側に乾燥した痰が付着し、痂皮となります。口腔内細菌が増加すると、誤嚥性肺炎や全身の病気悪化につながります。
粘膜・舌のケアを行う目的の一つは、感染の予防です。
粘膜の汚れの原因は、口腔乾燥や口腔機低下です。加齢や服薬の副作用により、唾液分泌量が減り口腔内が乾燥します。口腔内が乾燥している場合は、保湿剤・口腔保湿スプレーをおすすめしています。ブクブクうがい・よく噛む・はっきりと発生するなど、口を意識して動かす習慣を取り入れてみましょう。
*舌苔・粘膜の清掃方法
- 物品の準備
スポンジブラシ・口腔保湿剤・口腔保湿スプレー(必要に応じて口腔ケアシート、舌ブラシ)を使用
- 声かけ・口腔内の確認
義歯が口の中に装着している場合は、外して舌・頬の内側の汚れを確認します。義歯が接する歯茎や口唇の内側は汚れを見落としがちです。
- 保湿
スポンジブラシを用いて舌に口腔保湿剤を塗布後、汚れをふやかし、少し時間をおき柔らかくします。
- スポンジブラシによるケア
スポンジブラシは水で湿らせた後、必ず水分を切ります。乾燥したまま使用すると、粘膜を傷つけます。スポンジは凸凹の形状をしているものが多く、回転させながら動かします。口腔保湿剤を用いると滑りがよくなりスムーズに清掃できます。
うがいが出来ない方には、スポンジブラシや口腔ケアシートで汚れを拭い取ります。
- 仕上げ・保湿
潤いを維持するために仕上げに口腔保湿剤を塗布します。塗布するポイントとして、手の甲などに口腔保湿剤を出し、スポンジブラシに馴染ませると使いやすいです。冬場の時期は保湿剤が冷たいので、使用する前に出しておくのがお勧めです。
多量に塗布すると余分な保湿剤が膜になり固まるので、少量を薄く塗り広げましょう。
粘膜ケアの継続により、口腔内の爽快感が高まります。さらに、味覚や口腔機能を改善する効果も期待できます。ケアを通して、快適な生活を送れるよう、こまめに行いましょう。

