歯周病と全身疾患の関連について④
みなさんこんにちは!青森県八戸市根城よしだ歯科の副院長 渕澤 一徳です。
今回は「歯周病と認知症」についてお話します。
・歯周病と認知症
アルツハイマー型認知症は、脳に萎縮が見られるのが特徴です。
今では咬むことで脳が活性化されることも分かっています。
咬むことで刺激が歯から脳へ伝わり、アセチルコリンという
学習能力に関わる物質が増加するのです。この物質が減ると
アルツハイマー型認知症を引き起こす原因になると
考えられています。
ネズミの実験で、歯があるなしによって記憶力や行動力に差があったり、
人間では、歯があってしっかり毎日食事を何不自由なく噛んで食べている人の方が、
脳の血流が明らかに上がっていたりと、歯があってもしっかり咬めないと脳は活性化しないということが、
最近の研究で明らかになっています。
歯周病を予防して健康な歯を多く残したり、歯を失ったとして
もしっかり咬めるように歯を補ったりすることが、アルツハイ
マー型認知症を防ぐことにも影響しているのです。
これからは歯が多く残る時代になってきます。だからこそ、こ
れからはしっかり歯周病を治し、予防して、いかに健康な歯で
なんでも食べられて、人生を楽しめるかどうかが、大切になっ
てくると思います。ぜひ一度ご相談ください。皆さんのお口の健康のために、全力でサポートしていきます。