歯を残せるか残せないかの判断基準について
みなさんこんにちは!青森県八戸市 根城よしだ歯科の副院長 渕澤 一徳です。
今日は「歯を残せるか残せないかの基準」いわゆる 抜歯になるかならないかの基準についてお話します。
よく患者さんに聞かれます。
「この歯を残せますか?」
患者さんは歯を残したいという願望があります。
これは9割以上の患者さんが持っている願望です。
もちろん親知らずの抜歯など、通常の噛み合わせに関係ない歯のことではなく、噛むことに必要な歯についての願望です。
それはそうですよね!
長年使ってきた歯 臓器を簡単に抜歯したくないはずです。
結論を言います。
おそらく多くの場合、我々は歯科医師はある程度のスキルがあれば「歯を残す」ことは可能だと思います。
抜歯をせず、なんとか使ってもらえるようにすることは、できないことではないと、私は考えています。
しかし、その場合、我々が判断基準として持っていることは、
「この歯を残した場合、どれだけもつだろうか。残したことによって患者さんに何か不利益になることはないだろうか?」
ということを一番に考えます。
物理的に残すことが可能でも、その歯が数ヶ月 数週間 数日で折れたり 痛みが強く出て 結局抜歯になってしまうかどうか そのことを診断で一番に考えています。
なので、一概に抜歯することが悪いことではないと考えています。
ただ、その歯を残すことでの、起こり得る何かしらのよくない影響等が考えられる場合は、私は必ず説明し、
最終的には患者さんに選択していただいています。
患者さんがそれでも残したいと希望なされば、もちろん残せるように最善を尽くします。
残さないことを選択された場合も、必ずその後の選択肢について事前にしっかり説明し、納得していただいたことを
確認次第、処置をします。
ここが一番大事なことだと思います。
抜かれた されたということを患者さんが思ってしまうことは、我々の説明が足りなかった それだけです
ですので、その確認に信頼が持てた時点で私は抜歯治療を行います。
根城よしだ歯科ではこの判断基準で抜歯治療を行っています。
そのことはぜひ、ご理解をいただきたいと思っています。
やはり、ご自分のお口のことは、ご自分で決めることが責任ある行動だと思っています。
ただ、その選択が患者さんが求めている人生の質に効果的かどうか 判断が難しいことは確かです。
だからそのために我々歯科医師がいます。
効果的な情報提供を常に優先順位高く、行っているのがよしだ歯科です。
ぜひ、みなさんのお口の健康から生活の質の向上のために最善に関われるよう
これからも尽力いたします。
今後ともよろしくお願いいたします。