歯の表面の白い模様みたいなものは何?
こんにちは。青森県八戸市根城よしだ歯科の副院長 渕澤 一徳です。
皆さんの歯の表面に、白い斑点のような模様がある方はいませんか?
またそれが気になっているかたはいませんでしょうか?
実際は診てみないと、その斑点が何なのかしっかり診断することはできませんが、
その斑点が気になって来院される方も多いので、9割は大体なんなのか分かります。
それは、「虫歯になりかけたところ」の可能性が高いと思われます。
「ホワイトスポット」と呼ばれます。
歯の表面にバイオフィルムと呼ばれる、虫歯菌のすみかのようなものがあります。
指で触るとヌルヌルしています。
そこにプラークと呼ばれる汚れの塊、虫歯菌たちの塊ができます。
それが歯を溶かしていきます。
しかし、歯が溶けるとその表面を唾液やフッ素の効果などで、虫歯が再石灰化します。
その際、カルシウムバランスが崩れ白くなってしまう場合があります。
それがその斑点の原因です。
基本的には放っておいても、それが広がったり、深く虫歯になる可能性は低いですが、
まれに進行する場合もあります。
さらに前歯などでは見た目に問題が出ることがあります。
できれば治すことがよいでしょう。
治療法としては、歯医者でのお掃除でも薄くなったりなくなったりすることもありますが、
その斑点が小さい場合に限ります。
ですから、当院では主に、白い歯の色と同じ樹脂をそこに補うか、
あまりに斑点が大きい場合、付け爪のような方法で、表面全体を覆う、といった方法を行っております。
もしこの、「ホワイトスポット」が昔から気になっていたり、最近出てきて心配、などの
お悩みを抱えている方がいらっしゃいましたら、ぜひ、当院にご相談ください。
お待ちしております。