歯ぐきを強くするヒントは…栄養??
みなさんこんにちは!八戸総合歯科・矯正歯科の歯科医師の船橋美加です。定期的にメインテナンスに来ているのに、しっかり歯を磨いているのに、歯ぐきからの出血がなかなか止まらない・・・っていう方、いらっしゃいませんか?
歯ぐきからの出血といえば、歯肉炎、歯周炎が思い浮かびますよね。お口の中はしっかりケアしているのに炎症がおさまらない場合、お口の中だけではなく全身の栄養不足が原因になっているかもしれません。
歯や歯ぐきを構成する成分の約60%は、“コラーゲン”と呼ばれるものです。皆さん、コラーゲンはよく聞いたことがあると思います。体中の骨や血管、皮膚や結合組織、爪や髪の毛なども構成しています。そしてコラーゲンを作るためには、①タンパク質と、②ビタミンCと、③鉄が必要なのです。
①タンパク質は、1日に体重1kgにつき1~1.5g程度必要と言われており、体重50㎏の方で50~75gくらい必要です。タンパク質は日々体内でリサイクルされるため、貯めることができず、毎日新しいタンパク質を必要量摂取しなければなりません。タンパク質を意識して摂っていても、実は全然足りていないという方が多いです。
②ビタミンCは、体の中で作ることができないため、食事やサプリメントから摂取する必要があります。特にお仕事が忙しい方や風邪をひきやすい方、タバコを吸う方などは、そのストレスに対抗するためにビタミンCを多く消費しやすい傾向にあります。ビタミンCは果物などに多く含まれます。
③鉄に関しては、特に女性はほとんどの方が不足している可能性があります。コラーゲンを合成するのを助けてくれる成分として鉄が重要ですが、不足するとコラーゲンが上手く合成できず、血管の壁がもろくなり出血の原因となってしまうのです。
このように、歯ぐきを強くするためにはまず、体中の栄養を満タンにし、コラーゲンを体の中でしっかり合成する必要があります。さらに栄養素の吸収率を上げるために、胃腸を整え消化酵素をしっかり出すことも重要です。もし胃の中にピロリ菌がいる方は、胃での消化吸収を阻害してしまうため、検査・除菌を進めましょう。
また、糖質の多い食事も出血の原因となることがあります。血管が糖化するともろくなり、出血したり歯ぐきに栄養が行きにくくなったりします。
甘いものの摂り過ぎに注意し、体をさびさせないように栄養でしっかり満たすことは、歯ぐきだけではなく、全身にとっても良いことばかりです。
歯ぐきに悩みのある方は、ぜひスタッフに声をかけてみてください。