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歯の豆知識

2023.01.16

歯ぎしりのひみつ

みなさんこんにちは!
青森県八戸市根城よしだ歯科の歯科医師の田口美加です。
最近は新型コロナウイルスが流行っていて、お家にこもりきりでストレスが溜まっているという方が多いと思います。
今回はそんなストレスを夜中に発散する体内のコントロール機能である「歯ぎしり」についてお話していきます。

「歯ぎしり」と聞くと一般的に悪いものだと想像しがちですが、実は睡眠中にストレスを発散させ、脳と体を守るストレスマネジメント機能を担っていると言われています。
ですが、食事のときの噛む力の数kg~30kg程度に比べ、睡眠中の歯ぎしりは無意識下で行われているため50kg~100kgを超える力が出ています。
過剰な力で歯を痛めてしまうのはもちろん、虫歯や歯周病で歯が弱っているところに歯ぎしりが加わると細菌が引き起こす被害が拡大してしまいます。

歯ぎしりには「良い歯ぎしり」と「悪い歯ぎしり」があり、違いは噛み合わせにあります。
「良い歯ぎしり」とは、強くて長い犬歯(八重歯)の先をキリキリ擦り合わせる歯ぎしりで、上下の犬歯は削れますが奥歯や前歯には負担がかからないようになっています。
しかし「悪い歯ぎしり」は、犬歯がガッチリ噛み合わない、あるいは奥歯ばかりで歯ぎしりするようなお口だと、犬歯の支えがないので直接奥歯に強い力がかかってしまいます。
治療しても繰り返し詰め物が取れる・壊れるといった方は「悪い歯ぎしり」をしている可能性があります。

《悪い歯ぎしりがする悪さ》
・力のかかる場所が傷んで楔状に欠ける
・直接欠ける
・すり減る(知覚過敏の原因)
・ヒビが入る
・顎の骨が過剰な力を受けて溶ける
・歯根の先が圧迫されて溶ける
・顎の骨が隆起して外骨症になる
・被せ物、詰め物が取れる
・被せ物の間に隙間ができる
・歯が割れる
・細菌感染

こんなにも悪さをすることが分かっています。
それでは、「悪い歯ぎしり」から歯を守るにはどうしたら良いでしょうか?
歯を守る方法には大きくわけて3つあります。
まず1つ目は、自己暗示や心理療法です。
歯ぎしりが減るイメージトレーニングを行ったり、ストレスへの対処法(認知行動療法)を学ぶことです。
2つ目は歯ぎしりを誘発する原因である、習慣や癖を治すことです。
生活習慣を見直し、日々の噛み締めをやめたり睡眠の質を上げたりすることが重要です。
そして3つ目は歯科で噛み合わせを修正することです。
当院ではナイトガードと呼ばれるマウスピースをオススメしています。
このマウスピースを歯にはめて夜寝ることで、力の掛かり方を調整します。
また、矯正治療を受けて噛み合わせを根本から改善するのも一つの手です。

歯ぎしりは無意識下の行動なので完全に止めるというのは難しいですが、歯ぎしりの影響の抑制は可能です。
ぜひ、ご自身の歯を歯ぎしりから守りながら定期的メインテナンスで虫歯や歯周病も防いで一生使う歯を大切にしていきましょう。

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