歯からトゲが生えてきた!?中心結節の歯の対応
みなさんこんにちは!
青森県八戸市八戸総合歯科矯正歯科 歯科医師の成田くみ子です。
100人中3人のお口に生える可能性がある、中心結節と呼ばれる歯の形態異常について説明します。
中心結節は歯の形が通常と異なり、トゲのように中心が尖った状態で生えてきた歯のことを指します。
中心結節は尖っているところが噛んだ時に折れやすいので、生えてきたら折れてしまう前に対策が必要です。
尖っているところが折れてしまうと、神経と歯の表面の距離が近くなり、神経が死んでしまうことがあります。
中心結節の破折を予防するためには上の前歯と噛み合う間に予防処置が必要です。
対応としては、
①トゲのようになっているところの周りを詰め物で埋める。
②何回かに分けて来院し、少しずつ削ってトゲを短くする
などがあります。
トゲの長さによって対応が異なるので歯科医院で相談しましょう。
中心結節になりやすい歯は、乳歯の奥歯が抜けると生えてくる永久歯です。
<中心結節の特徴>
①前から数えて、4番目・5番目の永久歯に多い(10歳〜12歳で生えてくる)
②上の歯より下の歯の方が多い
中心結節を見つけたら歯医者さんにいくことをオススメします。
むし歯でもないのに、神経の処置をしなければいけなくなったら悲しいですよね。
むし歯や痛みがなくても、定期的に検診や歯のクリーニングで歯科医院に通院する習慣があると、このようなトラブルも予防することができます。