抜歯後の治りについて
こんにちは。青森県八戸市根城よしだ歯科、副院長の渕澤 一徳です。
今日は歯をとった後の治癒経過についてお話しします。
歯をとった後、歯ぐきは毎日少しづつですが、その窪み(抜歯窩)を埋めようとしてくれています。
大体1日に1mmくらいづつ、その穴は小さくなっているのです。
そして約2週間ほどで歯ぐきで穴が満たされます。ここまでくればほとんど心配ありません。
ただし窪みがなくなるわけではありません。歯ぐきがほぼ平になるのは何ヶ月かかかります。
でも心配はいりません。歯をとった後は必ずよくなりますから!
患者さんに注意していただきたいことが何点かありますが、特に重要なのは、
この、歯ぐきが穴を満たしてくれている間は、その穴をそっとしておいて欲しいのです。
歯ぐきは頑張って治そうとしてくれています。
せっかく治してくれているのに、ものがつまるのを気にされて、穴を細いものでいじったり、
強くそこだけうがいしたりすると、歯ぐきの治りが遅くなります。
歯ぐきもかさぶたの状態になります。それがはがれてしまうと、またかさぶたからやり直しになります。
そうすると、また血が出てきたり、痛みが出たりしますので、そこだけは気をつけて下さいね!
治る過程で痛みが強く出やすいのは、治療後2〜3日です。
それは、歯ぐきの中で血がたくさん集まり、治そうとしているため、
そこの圧が高まって、痛みが出たり、腫れたり、熱を持ったりします。
悪いことではないので安心して欲しいですが、あまり痛みが強く出たときは
遠慮せず、処方しました痛み止めを飲んで下さい。
通常2〜3日が痛みのピークですが、それ以降も強く痛む場合はご連絡下さい。
歯をとるということは、血が出る処置です。
どうしても痛みや腫れが出やすい治療です。
当院では出来る限りその痛みを抑えようと治療もいつも丁寧に心がけています。がそれでも
そういった症状が出ることがあります。
そのために、当院には歯をとった後、その穴の治りをよくするための方法をいくつか行っております。
①採血させていただき、その血液を固め、その穴に入れて治癒を促進させる方法
や、
②人工の治りをよくするスポンジのようなものを、その穴に入れて治りを早める方法
があります。
ご希望される場合は、どうぞご相談ください。
当院では患者さんが、いつも安心して治療を受けていただけるよう、日々研鑽しております。
いつでも何でもご相談くださいね!