大切な栄養素タンパク質とは?
皆さんこんにちは!
青森県八戸市根城よしだ歯科 歯科医師の田口美加です。
明日から当院は名前が変わり、「根城よしだ歯科」から「八戸総合歯科・矯正歯科」になります。
それに伴って、皆さんのお口だけでなく身体の健康も含めてサポートしていきたいと考えており、当院では5月より栄養療法のキャンペーンを始めました。
栄養療法とは血液検査を行い、体内の栄養素の潜在的な欠乏を診断し、それぞれの状態に応じて食事改善や医療用サプリメントによって健康を獲得していくというものです。
そこで今回は、皆さんの身体にとって非常に大切な栄養素である“タンパク質”についてお話していきます。
まず皆さんに質問です。以下の項目でいくつチェックがつくでしょうか?
①肉や卵などはあまり食べない
②野菜中心、あるいは和食中心である
③豆腐、納豆などの大豆食品をよく食べる
④ご飯やパン、麺などで食事をすませてしまうことがある
⑤成長期である
⑥妊娠、授乳中である
⑦ステロイド剤を使用している
⑧スポーツをする、あるいは肉体労働である
⑨胃薬をよく使う
⑩腕や太ももが細くなった
10項目中3項目以上当てはまった方は、タンパク質不足かもしれません。
人間の身体を構成している60%は水分、20%は脂質・ミネラル・糖質などですが、残りの20%はタンパク質でできています。
タンパク質とは全身の細胞を構成する主成分であり、皮膚・筋肉・臓器・血管・血液・ホルモン・免疫抗体などを作る材料となります。
1日に必要なタンパク質は、体重50kgの方で50~75gであると言われていますが、通常のお食事では1日に20~30g程度しか摂れません。
さらに、タンパク質は体の中に貯蔵庫がないため、毎日欠かさず摂取する必要があります。
皆さんは「お肉」や「お魚」を普段どれくらい食べていますか?
タンパク質には動物性と植物性があり、どちらもバランスよく食べることがとても大事です。
加えて、タンパク質を吸収して効率よく利用するためには、胃や腸など消化管の環境を整えることも重要になってきます。
そして、皆さん意外に思うかもしれませんが、心の健康を保っているのも実はタンパク質なんです。
私たちが感じる“悲しい”や“嬉しい”などと感じられるのは、タンパク質が作る神経への信号を出す物質によるもので、そのやり取りが頭の中でバランスよく行われることで私たちは毎日さわやかに過ごすことができています。
タンパク質はお食事の他に、プロテインでも手軽に摂ることができます。
普段の生活からタンパク質を意識して摂っていきましょう。
歯科医師 田口美加