ミネラル「亜鉛」の大切さ
こんにちは!八戸総合歯科・矯正歯科勤務医の船橋美加です。
暑い日が続いていますが、皆さん元気にお過ごしでしょうか。
今回は私たちの身体にとっても大事なミネラルの一つ、「亜鉛」についてお話していきます。
亜鉛は私たちの身体にたった2g含まれていませんが、その働きはとても重要なことばかりです。筋肉や骨の中にあり、様々な酵素の成分となっています。
肌荒れや髪トラブルに悩んでいる方、甘いものや濃い味付けが好きな方、成長期なのに身長がなかなか伸びない方、いらっしゃいませんか?これらは亜鉛不足から引き起こされる症状の例です。
亜鉛は新陳代謝を向上させ、皮膚や粘膜を守ったり脱毛を防ぐ働きがあります。また免疫反応を調節する働きもあるため、アレルギーに悩んでいる方は同じく免疫にかかわるビタミンDと共に亜鉛を取り入れていただくのをおすすめします。
また、亜鉛酵素は舌の上の味蕾というところに豊富に存在しています。ここは味を感じる部分ですが、亜鉛不足により味覚が正常に保たれなくなってしまうことがあります。
亜鉛欠乏が起きやすい時期があります。胎児期や新生児期は細胞が分裂したりたくさん作られたりして、亜鉛の必要量が増加します。母乳中の亜鉛含有量は初乳が一番多く、その後どんどん減っていきます。私も先日第一子を出産しましたが、妊娠中に血液検査をしたところ、妊娠前に体内の亜鉛の量はなんと1/4になっていました。食事も気を付け、サプリメントも飲んでいたのにもかかわらずこんなに減っていて驚きました。赤ちゃんが健康に成長するためにも亜鉛は大事なのです。さらに、成長期は亜鉛不足が成長を阻害してしまいます。
亜鉛は、ホルモンとも強く関係しています。男性では、性ホルモンの合成や精子の産生に関与します。女性にとっては、妊娠の維持に必須な栄養素です。
そして意外なことに、亜鉛は糖尿病予防にも重要です。亜鉛はインスリンというホルモンの構成成分であり、高くなった血糖値を下げてくれる働きがあります。亜鉛がしっかり取れていると、糖の代謝が正常にコントロールされます。
亜鉛は、牡蠣、牛肉、豚レバー、穀類、ナッツなどに多く含まれます。ビタミンAと一緒に摂取すると亜鉛の働きがアップします。食事だけで難しければ、サプリメントで補給するのもいい方法だと思います。加工食品やアルコールの過剰摂取に気を付けながら、亜鉛を意識して取る生活を心がけましょう。