ママ歯科医師が実践するむし歯予防
みなさん、こんにちは!
青森県八戸市根城よしだ歯科 歯科医師の成田くみ子です。
今回はママ歯科医師が実践するむし歯予防を紹介していきたいと思います!
みなさんは、なぜむし歯になってしまうかご存知ですか?
むし歯は、①お砂糖②むし歯菌③むし歯になりやすい環境(歯磨きが行き届いていない所など)の3つの条件が揃うとむし歯になってしまいます。
この3つのどれか一つでも欠けたら、むし歯になることはありません。
むし歯予防と聞くと歯磨きを頑張るイメージが強いと思いますが、すぐに実践できて効果が高いむし歯予防は歯磨きよりも甘いもののコントロールです。
お砂糖をとると、お口の中にいるむし歯菌が歯を溶かして歯に穴を開けます。
むし歯菌がによって溶けた歯は、お口の中にある唾液が修復してくれます。お口の中では、お食事やおやつを食べるたびに、歯が溶けては、唾液が修復してくれるのを繰り返します。
おやつを食べたとしても、唾液が修復してくれるのですぐに虫歯になることはありませんが、ダラダラ甘いものを食べていたり、1日に何度も甘いものを口にしたりしていると、唾液の修復が追いつかないのでむし歯菌が溶かした穴がどんどん大きくなり、むし歯になってしまいます。
むし歯予防で大切なことは、おやつを食べる時間を決めることです。
しかしおやつを時間を決めて食べるたり、制限することは甘いものが大好きなお子さんだと難しいこともあるかと思います。
3歳未満のお子さんはルールを守っておやつを食べるがことが難しいので、3歳までは甘いおやつをあげないことをお勧めしています。
味覚の好みは3歳までに食べたもので決まると言われているので、3歳までに甘いおやつを食べていないと甘いものへの執着も少ないので、その後の甘いもののコントロールも楽になるようです。
大人の方でもむし歯が多く、自分のお口に自信を持てずにコンプレックスを抱えている方も多くいらっしゃいます。
むし歯が1本もない状態はお口の自信に繋がり自己肯定感も高まります。むし歯予防は誰でもすぐにできるので、是非お子さんにはむし歯ゼロのお口をプレゼントしてあげましましょう!
永久歯は5〜6歳くらいから生えてきます。もし乳歯が虫歯になってしまったとしても永久歯はむし歯ゼロにすることは可能です!
むし歯予防のスタートはいつからでもできるので是非一緒に頑張りましょう!
私事ですが、先日娘が2歳になりました。
私も娘が3歳になるまでは甘いお菓子はあげないようにしているので、
お誕生日ケーキはお砂糖が入っていないものを手作りしました。
お砂糖の入っていないパンケーキにお砂糖の入っていないヨーグルトをかけて作りました。
甘いものを知ってしまっている大人には物足りない味でしたが、
甘いケーキの味を知らない娘はとても喜んでくれました。
私も我が子に3歳までは甘いお菓子をあげないルールを実践して、
生涯むし歯にならないお口を目指していきます (^-^)v