むし歯菌を母子感染させないためにママDr.が実践したこと!
みなさんこんにちは!
青森県八戸市 八戸総合歯科 矯正歯科 歯科医師の成田くみ子です。
むし歯菌は唾液を介して感染するものだということをご存知ですか?
産まれたての赤ちゃんのお口の中にむし歯菌(ミュータンス菌)はいません。
むし歯菌(ミュータンス菌)は周りの大人の唾液から感染してお口の中に定着します。
むし歯菌に感染しやすい時期は3歳までと言われています(正確には歯が生えてから〜2歳10ヶ月くらいまで:感染の窓)
つまり3歳までにむし歯菌(ミュータンス菌)に感染しなければ生涯むし歯になりにくいお口を手に入れることができます。
同じ歯磨きの仕方や食事をとっていてもむし歯になりにくい人、なりやすい人がいます。その原因の一つはむし歯菌(ミュータンス菌)です。
むし歯菌(ミュータンス菌)に感染させないことは、お子さんのむし歯予防で1番重要です!
娘が先日2歳10ヶ月になったので、
唾液検査むし歯菌(ミュータンス菌)の量を検査してみ他ところ、
むし歯菌(ミュータンス菌)はほとんどいないませんでした。
むし歯菌(ミュータンス菌)の母子感染をさせないようにすることは、育児する上でどうすればいいかわからない場面もあると思うので、
私が実際に気をつけたことをシェアしていきたいと思います。
①食器の共有を避ける
大人が口をつけたスプーンでご飯をあげない、コップで大人と回し飲みをしないなどを気をつけました。
②甘いお菓子をあげない
甘いお菓子は3歳以降からと決めています。お砂糖がお口の中にあると、むし歯菌(ミュータンス菌)が感染し定着しやすくなるので、甘いお菓子も気をつけていました。
大人の唾液による感染を気をつけると同時に甘いものを気をつけることで、
感染のリスクを下げることができます。
③育児に関わる家族にも協力してもらう
パパやおじいちゃんおばあちゃんなど子供と接する機会の多い家族には、協力してもらえるようにお願いしていました。
添い寝やお子さんとのスキンシップの際は、あまり気にしていなかったです。
お母さん自身が歯のメンテナンスを行い、清潔なお口にしておくことも重要です。
むし歯菌(ミュータンス菌)に感染させないことは1番効果的なむし歯予防です。
当院では唾液検査むし歯菌(ミュータンス菌)がお口の中にどれくらいいるのか調べることができます。
むし歯菌(ミュータンス菌)に感染してしまっている方は、キシリトールがむし歯菌(ミュータンス菌)の働きを抑えてくれると言われいるので、キシリトールについても別の記事でアップしていきたいと思います。