お菓子を食べるとなぜむし歯になるの?
青森県八戸市の 八戸総合歯科矯正歯科 歯科医師の成田くみ子です。
みなさんは、どうして虫歯ができるかご存知ですか?
虫歯は
① 食事(砂糖)
② 歯の抵抗力(唾液などの虫歯から守る力)
③ 虫歯菌
この三つが合わさると虫歯になります。
今回はこの中の「食事(砂糖)の取り方」について説明していきたいと思います。
お口の中に虫歯菌が少なく、唾液も多く歯を良く守ってくれていて、尚かつ歯磨きも上手にできているのに虫歯になってしまう方もいます。そういう子はたいていお菓子の取り方に問題がある方が多いです。
なぜお菓子(糖)食べると虫歯になるのでしょう??
お菓子(糖)を食べると、お口の中にいる虫歯菌が活発になり歯に穴を掘り始めます!
お菓子(糖)を食べている最中掘り続け、さらにお菓子(糖)を食べ終わった後20分間掘り続けます。
ここでポイントなのが、一度にたくさんのお菓子(糖)を食べても、飴を一粒食べても、食べ終わった後虫歯菌が穴堀する時間は20分です。
一日中だらだらお菓子を食べ続けていたら、ずっと虫歯菌が活発に穴掘りしていることになります。
虫歯になりにくいお菓子の取り方のコツは決められた時間にお菓子を食べる事です!
掘られた穴は唾液が少しずつ埋めてくれるので、掘られた穴はすこしずつもどっていきます。しかし唾液が歯を回復させるスピードはすごくゆっくりなので、ずっとお菓子を食べ、歯が掘られっぱなしだと、唾液が穴を埋めるスピードが追いつかなくて、穴はどんどん大きくなり虫歯になってします。
同じ飴でも棒が付いているペロペロキャンディーのようなタイプとそうではないのど飴のように一度にお口に入れるタイプの物では、どちらがむし歯になりやすいと思いますか??
答えは、棒が付いているタイプの方がむし歯になりやすいです。棒が付いていると少しずつ食べることができて「糖」がお口の中にある時間が長くなります。
虫歯になる原因の1つの食事(糖)をコントロールすることは、予防する上でとても重要です。特に子供の歯は大人の歯より柔らかく虫歯の進行もはやいので、とくに注意が必要です。