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歯の豆知識

2021/08/31
舌圧について

皆さん、こんにちは!

八戸総合歯科・矯正歯科の歯科医師の坂本です。

今回は舌圧についてお話したいと思います。

 

口腔機能の低下の指標の一つに舌圧(舌の力)があります。

きちんと噛めるのに口の中に食べ物が残るとか、飲み込みづらいなどある場合、舌圧が弱っているのかもしれません。

食べ物を噛んだあと、舌の力で喉のほうに送りこむ役割がありますが、これが弱いと食べ物が上あごに残ってしまいます。このように飲み込みの影響がある舌圧が弱くなってしまうと、体全体に影響を与えてしまいます。

 

舌圧を測る単位として㎪(キロパスカル)を使用します。

成人の場合は30㎪以上必要と言われています。

舌も筋肉でできていますので、柔らかい物ばかり食べるなど、使わなければだんだんと弱くなっていきます。

介護食など食べている高齢者では20㎪未満の方も多くいらっしゃいます。

 

食べるだけなら歯があれば大丈夫とはなりません。人は噛むときに歯を使います、噛んだ後食べ物は頬っぺたや舌の底に移動しようとします、この時頬っぺたの力と舌の力で噛む面に食べ物を戻してくれます。これを繰り返して食べ物を細かくしていきます。その後舌で飲み込みやすい形に整えて喉の奥に送り込みます。このように舌は食べるうえでたくさんの仕事をしています。

 

この舌の力が弱くなると口腔内の運動機能が低下するので、噛んで飲み込むという一連の動きが鈍くなります。一度に食べ物の塊を作り送り込むことができずなくなって、上あごや喉の奥に食べ物が残ることがあり、これが誤って食道ではなく気管に入ってしまうと、むせたり誤嚥性肺炎の原因にもなったりします。またうまく呑み込めないと栄養摂取の低下につながり、それが全身のフレイル(虚弱)につながって高齢の方は要介護状態になる可能性もあります。

 

舌圧が弱くなる主な原因は、加齢のよるものと考えられていました。しかし、最近では食生活の変化により、若い人のなかにも舌圧が30kPa未満で「むせる」「飲み込みにくい」という自覚症状のある人が増えてきているといわれています。舌圧の低下は高齢者だけの問題ではありません。

 

かんたんな予防法として、よく噛んで食べる。硬いものをよく食べる。またおしゃべりをよくする、カラオケで歌うなどでも舌の動きを向上できますので、日ごろから注意して行ってみてください。

 

八戸総合歯科・矯正歯科では舌圧検査を行っています。

舌圧が低かった場合も運動機能の向上のための指導もできますので

高齢で飲み込みがきになるかた、また若い方でもむせが気になる方など

何か心配ごと相談ごとがございましたら、一度ご相談ください。

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